ロバ耳会

 中学や高校のクラス会、同窓会などをあまりFBやブログに掲載しないように思っていたのですが、昨日の高校クラス会(ロバ耳会)は特別な人が出席してくれたので、掲載することとしました。

 ロバ耳会は、1968年に湘南高校を卒業した3年3組のクラス会です。6833でロバ耳ですが、王様の耳はロバの耳の童話で、床屋さんが王様の秘密を我慢できずに洞穴に向かって「王様の耳はロバの耳」と叫んだように、このクラス会では普段言えないことも自由に言い合えるようにしようとの意味も込められています。(実は私がネーミングの発案者)

 そんなクラス会が昨日午後1時から藤沢で開催されました。そのクラス会に53歳の時に脳幹出血で倒れて、幸い命はとりとめましたが車椅子生活を15年も続けているクラスメイトが出席してくれました。そのクラスメイトが保土ヶ谷から藤沢までどのようにして来るのかが問題でした。

 クラスメイトは、JRへの要望は何度も行ったが、大会社の体質で理由も示されずに断られ続けたので、国土交通省に相談したところ4輪ハンドル付電動車椅子を使用できない理由を示さないのがおかしいとのことで、国土交通省より使用可能との連絡が先週金曜日にきたそうです。
この結果、JR保土ケ谷→戸塚(横須賀線東海道線)→藤沢とスムースに移動できることになり、クラス会会場に来ることが出来ました。
 4輪ハンドル付電動車椅子の使用を当初認めようとしないJRも問題です。しかしこのように、国土交通省に直接交渉する彼の行動力は素晴らしいと感じました。挨拶もしっかりした口調で話していました。頭もクリアーです。また、病後の姿を皆の前で見せることの勇気にも感嘆しました。見栄も外聞も必要ない年代になってきた我々ですが、高校の同級生は、素のままの自分をさらけ出せる仲間だと感じて出席してくれたものと感じています。
 クラス会には米寿を迎えられた先生も毎年出席して頂いています。毎年開催しているロバ耳会ですが、今後も仲間の絆を深めながら継続していければと思います。

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