大和市のまちづくりはどこを目指すのか

 ウォーキングを兼ねて久しぶりのタウンウォッチングです。最近では、瀬谷駅周辺と相鉄線のゆめが丘、ブルーライン下飯田駅周辺を歩いて回りました。
瀬谷駅では、駅に隣接して敷地面積1ha、延床面積2.4haの再開発事業(名称;ライブゲート瀬谷)が行われています。用途は物販、飲食等の商業、住宅、市民センター等の公共施設です。組合施行ですが、大京が再開発事業の組合員の一員となって事業が行われています。
瀬谷駅北側は、インフラ整備が整い、大規模商業施設、交通ターミナル機能などが整っていますが、瀬谷駅南側は今でも小規模な商業店舗、住宅等が密集している地域です。そんな中で、ライブゲート瀬谷は小規模建物が密集していた地域を対象に権利関係を整序して事業が行われています。
次にゆめが丘と下飯田周辺では、令和5年の完成を目指して23.9haの区画整理事業が進んでいます。今までは駅の周辺は何もなく殺風景な景色でしたが、ゆめが丘駅下飯田駅に挟まれたセンター地区は、商業や集合住宅の都市機能集積が予定されています。
以上のまちづくりを見て、どうしても大和市のまちづくりと比較してしまいます。大和市のまちづくりはどこに向かって進んでいるのでしょうか。単なる住宅都市として、駅前のポテンシャルのある敷地がマンション等に置き換わっていくのを容認し続けるのかどうか。住宅の単機能重視だけでは、継続的な都市活力維持には限界があります。他都市や周辺地域との関連で、差別化する、大和市の地域ポテンシャルを発掘する、他都市のポテンシャルを利用する、競合に負けないビジョンと方策を打ち出すなどの明確な都市戦略を構築する必要を感じます。
 現在は新型コロナの影響で、社会・経済状況が大きく変化し、先が見通せない状況ですが、このような時こそ、将来を予見し、将来のまちづくりのあるべき姿を模索する良い機会であるとも考えます。

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再開発敷地の従前の姿

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開発事業の看板

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工事中の再開発建物

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ゆめが丘駅は左側高架上

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一部戸建て住宅は建築中