違法建築物における遺体安置所の利用解消

 桜ヶ丘の谷戸頭自治会エリア内の市街化調整区域にある違法建築物に、3年前からある事業者が遺体安置所として賃借していました。この解消を求めて大和市役所と協議し対応を要請していましたが、今日大和市から連絡があり、賃借人である事業者が事業を停止し引っ越しをしているので報告しますとのことでした。

 長年、解決できないでいた大きな地域課題でしたが今回解消できたことになり、一安心です。大和市役所に対しては地域からの要請を受けて市の担当課と折衝してきました。今年の4月に地域の方々と一緒に市を訪問し、以下の内容の要請をしました。

①違法建築物であり、その上遺体安置所として利用しているので、地域住民としては明らかに迷惑施設であり、利用解除に向けて市もきちんと対応してほしい。

②自主的な解決が困難な場合は、市としても都市計画法の81条の規定に基づく是正勧告を検討してほしい。

③当事者間の契約書において違法建築物であることを、重要事項説明として記載しているか確認してほしい。⇒結果としては記載していなかった。

④入居している遺体安置所の事業者に対しては、違法建築に入居していることを告げて契約更新しないことを要請してほしい。入居解消しない場合は、地域住民として企業の法令順守を糾弾するのぼり旗を立てる構えであることを伝えてほしい。

 以上の要請に対して、市の担当課はきちんと対応していただき、今日の報告につながったものと思います。

 しかしながら市街化構成区域における違法建築物はまだ残存するわけで、建築物の除却に向けて今後も市と協議していきたいと思います。