秋の名残を探しに~俣野別邸と別邸公園~
午前中に、一般質問の修正を終わり、後は来週初めに答弁内容の概況を聞いてから意見、要望を書き足すだけです。
今年の秋はあまり満喫できる機会が少なかったので、横浜市戸塚区東俣野(藤沢市と横浜市の市境)の俣野別邸公園に行ってきました。12月17日まで、もみじ祭を行っています。公園内はもみじの木が多く、充分に秋の名残を満喫することが出来ました。
さらに、公園の一角にある俣野別邸も見学してきました。
俣野別邸は、1939(昭和14)年に住友財閥の第16代住友吉左衛門友成の別邸として戸塚区東俣野町に建設されたとのことです。
設計は、国内の建築作品に与えられる大きな賞の一つ、BCS(Building Contractors Society)賞を受賞した日光プリンスホテル(栃木県日光市)や、長野県山ノ内町指定有形文化財である山荘、志賀アルペンローゼ(長野県下高井郡)の設計をした佐藤秀三の設計による「和洋折衷建築」が俣野別邸の大きな特長だとのことです。佐藤秀三は、日本における和風建築の建築を手がけたら日本一と言われる現在の「佐藤秀工務店」を設立した人としても知られています。
現在の俣野別邸は、今年の4月に改修され、ほぼ当時の建物を再現したものとなっているとのことでした。内部は様々なディティールにこだわっており、見ごたえがあります。照明なども佐藤秀三のデザインで、玄関のたたきは栗の木を使っているとのことでした。建築に興味のある方は、一度見学に行かれることをお勧めします。
俣野別邸の全景
玄関の床は栗の木を使用しています。玄関のデザインもユニーク。
佐藤秀三設計の照明。
晴れていれば、大山、富士山がきれいに見えます。