違法建築物における遺体安置所の利用解消

 桜ヶ丘の谷戸頭自治会エリア内の市街化調整区域にある違法建築物に、3年前からある事業者が遺体安置所として賃借していました。この解消を求めて大和市役所と協議し対応を要請していましたが、今日大和市から連絡があり、賃借人である事業者が事業を停止し引っ越しをしているので報告しますとのことでした。

 長年、解決できないでいた大きな地域課題でしたが今回解消できたことになり、一安心です。大和市役所に対しては地域からの要請を受けて市の担当課と折衝してきました。今年の4月に地域の方々と一緒に市を訪問し、以下の内容の要請をしました。

①違法建築物であり、その上遺体安置所として利用しているので、地域住民としては明らかに迷惑施設であり、利用解除に向けて市もきちんと対応してほしい。

②自主的な解決が困難な場合は、市としても都市計画法の81条の規定に基づく是正勧告を検討してほしい。

③当事者間の契約書において違法建築物であることを、重要事項説明として記載しているか確認してほしい。⇒結果としては記載していなかった。

④入居している遺体安置所の事業者に対しては、違法建築に入居していることを告げて契約更新しないことを要請してほしい。入居解消しない場合は、地域住民として企業の法令順守を糾弾するのぼり旗を立てる構えであることを伝えてほしい。

 以上の要請に対して、市の担当課はきちんと対応していただき、今日の報告につながったものと思います。

 しかしながら市街化構成区域における違法建築物はまだ残存するわけで、建築物の除却に向けて今後も市と協議していきたいと思います。

アイルランドをどの程度知っていますか?

 アイルランドという国について、今まであまり詳しく知りませんでした。

でも23日の夕方から「過去・現在・未来を語る」と題した駐日アイルランド特命全権大使のアン・バリントンさんの講演会が横浜であり、聞いてきました。

 まず、基本的なことですがアイルランドは、ケルト人が中央アジアの草原から、拡大するローマ帝国中央ヨーロッパゲルマン民族に追われるように大陸の西へ移動し、西暦400年ごろにケルト社会を形成していたとのことです。

 その後、ヴァイキングイングランドに支配されていましたが、1922年にイギリス連邦下のアイルランド自由国として建国されました。

 現在は人口が約460万人、65歳以上人口比率が17%(日本は27.3%)、出生率は1.95(日本は1.44)です。平均年収は約720万円と日本の約1.8倍です。

 平均年収が高いということは、当然国民1人当たりのGDPが高いわけですが、1990年代に入ると「ケルトの虎」と称されるほど、アメリカのIT企業の投資などによりアイルランド経済初とも言われるほどの経済的な活況を呈した結果です。なおEU加盟国です。

 以上が簡単なアイルランドの紹介ですが、講演会で分かったことを纏めると以下のようになります。

アイルランドは、ケルト社会を形成していたが、今では全世界でケルト族は約7,000万人が移民していて、各国で様々な人脈を形成している。ユダヤ民族と対比されることも多いが、共通点としては母国を出て活動しているが、母国に誇りと愛着を持っていることが挙げられる。

小泉八雲アイルランド人で、他にも文学、音楽など日本との交流や係わりも多い。

法人税は12.5%と低く、個人の所得税は35~48%である。

④英国のEU離脱により、金融セクターはどこにシフトするかまだ分からないが、アイルランドに来る可能性もある。

⑤英国のEU離脱は、移民、住民のコントロールが不十分なため、国民のストレスが大きかったのではないかと考える。アイルランドは職がないと移住を認めない政策を取っている。

⑥英国のEU離脱で却ってEUの結束が固まった。

などなどです。

 

 EU側から見ると、中国は自国の都合優先で約束をいきなり反故にすることがある。その点で日本は信頼がおける。是非ともアイルランド、さらにはEUと日本との経済、文化の交流、連携が深まることを期待したい。という言葉で締めくられました。

 自分にとっては新たな発見のある講演会でした。

湘北支部総会

 今日も雨。この10日間ほとんど雨ですね。今日も様々なイベント予定がありましたが中止となりました。

 大和駅前では、スリランカベトナムをはじめ、16の国・地域の外国料理屋台が出店するイベントが予定されていましたが、これも中止でした。

 近所の居酒屋で予定されていた秋刀魚パーティーも中止です。

 そんな中で、湘南高校のOB会である「湘友会湘北支部総会」が相模大野の伊勢丹バンケットルームで開催されました。

 私は総会、懇親会を通じて司会進行のお役目を拝命していましたが無事終了することが出来ました。式次第として、総会の後、湘友会副会長と湘南高校の校長先生に来賓祝辞を頂き、さらに特別講演として湘南高校OBのかねしろ内科クリニック理事長の金城氏に「生活習慣病に克つ!~元気で長生き~」と題してお話しいただきました。

 糖尿病の怖さや対策、生活習慣病対策など具体的、実践的なお話を頂きましたが、出席者は我がことなので、みな熱心に聞き入っていました。

 その後は懇親会で和気あいあいでしたが、今回の総会は比較的若い会員も参加してくれました。今後、若い人たちの輪を広げるとのことで期待大です。

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大和市倫理法人会の講演会

 今日も朝5時半に起床して、6時半からのモーニングセミナーに参加しました。今回は45分の講演会の講師としてお話しさせていただきました。

 講演会のタイトルは「失敗(試練)体験を糧に」です。

 私のこれまでの様々な人生体験や試練をもとに、その時々の心境や、どのようにして試練を乗り越えたのか、さらにこのような失敗や試練ががあったから現在の自分があるということを中心にお話ししました。

 詳しい内容については、講演会のレジメを掲載します。なお、○○箇条とあるのは、倫理法人会の「万人幸福の栞」の17箇条のどれに該当するのかを示しています。倫理法人会は正式に今年の8月に入会し、その時に初めて「万人幸福の栞」に接したのですが、知らず知らずに該当する経験をしてきたものだと改めて思います。

 

  1. 人生の最初の失敗

・大学院の博士課程から最初の就職(32歳)。しかし就職した会社が失敗で、2年後に倒産。

新婚旅行から帰った次の日に2回目の不渡り。夫婦二人で職安通い。

⇒しかし、この失敗が長銀総研に入社するきっかけとなった。

人間万事塞翁が馬 災い転じて福となす 苦難は幸福の門(第2箇条)

 

2.2番目の失敗

長銀総研が分社化し、長銀総研コンサルティングへ。

長銀総研の時は、経済調査、産業調査、開発調査、経営コンサルティングなどの部隊。私は開発調査の部長。分社後は開発調査と経営コンサルティングの部隊のみ。いわゆる外部からの収入を稼ぐ部隊)

・分社化に伴い、開発調査部隊のNO1からNO3の位置づけへ。上に銀行出向者。

⇒仕事一筋であったが、腐ることなくこれを機に自分磨きに徹する。

:運命は自らまねき、境遇は自ら造る(第3箇条)

:己を尊び人に及ぼす(第16箇条)

 

3.3番目の失敗

日本長期信用銀行の一時国有化(破綻)。開発調査のNO1になっていたが、退職、転職希望が相次ぐ。そうなると慰留しても無駄。私にも都市銀行系のシンクタンクからお誘い。

⇒しかし、ここにとどまり、他の信託系シンクタンクの人間をスカウト。体制拡充。会社も長銀から社名変更した新生銀行広告業界3位のADKとの合弁となり、社名も「価値総合研究所」となり、取締役開発調査部長に。

:得るには捨つるにあり(第12箇条)

 

4.4番目の失敗

新生銀行ADKの会長同士の価値総研をめぐる喧嘩。話の成り行きで価値総研を特別清算とする方向へ。

⇒この情報が流れた次の日の土曜日、日曜日に幹部10人が集まり、急遽自らの会社をデューデリして、会社再生計画を作成。月曜日に両親会社の会長に面談し、特別清算の手続きを中止して、社員一同に備忘価格で株式譲渡を依頼。4億円の資本金を8千円で。(債務超過だったため)。その後減増資して、いわゆるMEBOを行った。その際に社長に次ぐNO2の常務取締役。

:これも同様に得るには捨つるにあり(第12箇条)

 

5.5番目の失敗

・NO1の社長との権力闘争。スカウトした人間の裏切り。結果として退職することになる。その時前から誘いのあったベンチャー企業の社長になる。しかし、その企業は試作段階の製品の研究開発費が膨らみ、一方で収入がなく、瞬く間に資本金が底をつく。資金繰りの日々。1年後に退職。出資した金額は当然戻らず、さらに未払い給与なども残り、自宅担保で手放す危機。

⇒価値総研時代の部下から他の企業の常務取締役でお誘いがあり、転職。

:企業経営に際しては十分なリサーチと確認が必要。窮地に陥った時の受け身の転職は、一歩立ち止まってから決断。人と人との付き合いを大事にすることから運が生まれる。

:一方で、会社経営の実務や財務、会計知識などは新たな分野として吸収。

 

6.6番目の失敗

・転職後5年で、転職先企業の経営状況が悪化。もともと家賃収入で人件費等を払っていたが新規事業の芽が出ず、転職を余儀なくされる。

⇒その間、長銀総研時代に出向で来ていて、新規事業会社を立ち上げた人間の依頼で、テレビ番組の制作に携わる。その縁で医療法人の経営顧問となる。

:これも人と人との付き合いを大事にすることから運が生まれたケース。

;医療法人の経営顧問として、経営全般、各部門の改革などの提案などに4年間。その間に福祉医療の知見も得る。

 

7.7番目のチャレンジ

・10年以上前から、友人たちには第2の人生として市会議員となって地元の役に立ちたいと言ってきた。家のローン完済、子ども3人の大学終了に伴い経済条件が整ったので、前回の統一地方選に初出馬、初当選。

⇒現在は、今までの経験を活かして地元の役に立ちたいという「志」のもとに、まちづくり、産業振興、福祉医療、財政などを主要分野として議員活動を展開。

:今までの失敗や試練が全て現在の議員活動に生きている。

;有言実行。議員になると言っていたので、実行せざるを得なくなっていた。あらかじめ他人に言うことによって、実行する源泉としている面もある。

:働きは最上の喜び(第10箇条) 人生は神の演劇、その主役は己自身である(第17箇条)

最後に講演会終了後の記念写真を掲載します。

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地域の課題対応

 昨日までに、衆議院選挙の甘利候補の応援のために、連続3日間の朝立ちをしました。特に月曜日、火曜日は雨が降り、気温も低く体が冷え込みました。

 そんな中、18日の民生委員推薦会のあと、地域課題解決のために市の担当課を廻りました。また、前にお願いした件で解決した案件のお礼もして廻りました。

 新たな課題は、防災倉庫の件と空地の適正管理、危険な小田急線踏切の改善などです。

 防災倉庫は、隣接する宅地が売却される可能性が出てきて、併せて防災倉庫が建っている市の所有土地を購入する打診があるという情報を受けて事実確認を行ったものです。今後の対応については、地元自治会の考え方を整理するお手伝いをして、対応に立ち会いたいと思います。

 空地に関しては、荒れ放題となっている空地の草や木が隣接地に影響を及ぼすほど繁茂していて、これを市の方で土地所有者を探し出し、適正管理をお願いしてほしいということです。民間と民間の関係なのでなかなか行政として手出しできないということでした。しかしながら美化の観点から対応できないか検討するとのことでした。今後に期待しますが、空地の適正管理条例がない状況でこのような事例が多く出てくるようであれば、将来の条例制定も考えざるを得ないと思います。

 小田急線の踏切は、歩行者、自転車と車のすれ違いが危ない桜ケ丘にある踏切の改善です。市では朝7時半から8時半まで実態調査を行った結果、それほど危ない状況ではないという判断でした。また、本格的な改善を行うためには、新たな用地買収も必要となり、小田急側との交渉も大変になるという認識です。しかしながら、実際に危ない状況には変わりなく、次善策としてコンクリートの横出し部分を連続的につなげる改善をお願いしてきました。小田急側とは協議するとのことです。

民生委員

 18日の午後から、民生委員推薦会がありました。私は、議員割り当ての枠で委員となっていますが今年で2年目となります。

 民生委員は歴史が長く、制度が出来てから今年で100周年となります。その役割は、地域住民の福祉向上のための相談、助言、援助などの自主的な活動や、福祉事務所などへの協力活動を行う民間奉仕者です。地域にとっては非常に重要な役割を担っていただくとともに、やりがいのある仕事です。

  しかしながら、近年は民生委員のなり手が少なく、大和市でも定員に対して3名が欠員でしたが、今回2名を承認したので残り1名が欠員のままです。何となく民生委員を引き受けると大変だとイメージがあるようで、何人もの方にあたってやっと承諾してくださる方が見つかる状態が続いています。

 地域の実情に明るく、人柄も誠実で信頼される人でないと、民生委員として推薦できないので、対象となる人も限られてくる事情もあります。

 このような民生委員をお願いできる方を見つけるために、自治会やPTAなど様々なチャンネルを活用する試みもされていますが、それでも見つからないことも多く、特に民生委員の改選期は、定数を満たすのがさらに困難となります。

 このブログを読まれた方で、民生委員になって地域貢献をしたいという方、あるいはこのような方を知っているという方は、是非ともご連絡くださるようお願いいたします。

 

クラス会、同窓会雑感

  今日も朝から冷たい雨で冬の気候ですね。そんな中、朝5時半に起きて、国政選挙の朝立ちのお手伝い。明後日まで3日間続きます。
 朝立ちのあと、雑用をこなして、夕方から茅ヶ崎で高校同窓会の準備会。
 ここでクラス会、同窓会についてお話したいと思います。
 よく言われますが、60歳を過ぎると、昔の仲間が懐かしくなります。ご多分に漏れず、私も中学、高校の友人達と会ってよく話す機会が多いのも確かです。 
 まず中学校ですが、2つの小学校の生徒が集まって大和市立渋谷中学校に通学していました。当時は1学年200人、4クラスでした。現在大和市に在住しているのは約70名です。中学の同窓生達とは、年に1回同窓会をして、その為の準備会と称した幹事の楽しい飲み会が、年に4~5回あります。やはり中学の友人達は気を使わなくとも、直ぐに昔の関係に戻り、楽しい時間を共有できます。
 同じように高校のクラス会も毎年行っています。高校も大和市の隣の藤沢市でした。その為クラスの仲間も多くが藤沢市茅ヶ崎市鎌倉市などの湘南エリアに住んでいて、準備会も年4~5回あります。今日もそうでしたが、やはり楽しい一時でした。
 これは地元の中学、高校に行き、地元に住んでいることの最大のメリットだと思います。
他に高校のクラス横断的な集まりが年2回あります。
 さらに大学のOB会である大和稲門会、高校のOB会である湘北支部の役員としても活動しています。
 このように、青春時代の多くの地縁関係に恵まれた環境は、昔が恋しくなる年代にとって、非常に有りがたいものとつくづく感じます。
 地域の皆様や後援会の皆様の支えがあって、はじめて議員活動が成り立つのですが、このような青春時代の仲間も貴重だとつくづく感じる今日この頃です。

雨の一日ですが

 今日は、生憎雨天で肌寒い日になってしまいました。でも様々なイベントが盛り沢山な一日です。
 最初は、桜丘小学校で行われる予定でしたが、地域ふれあい広場が10時からの予定でした。中止になりましたが、仕入れた野菜や食材を安価で販売していました。皆さん行列で大量買いしてもうすぐ売り切れです。最初の写真は販売会場となった体育館です。


 そのあと、急いで高座渋谷駅に行き、渋谷よさこいの開会式に参列しました。大和市内外から27チームが参加する大和市有数の祭りです。 雨のためにストリートの演舞は中止となり、駅前ロータリーのみの演舞となりました。
 参加チームの中に、よく知っている鴨下さん率いる「けんこう体操カモの会」もありました。水色のTシャツを着て元気一杯です。出演前の写真をぱちり。


 そのあと、柳橋のコミセンで行われているコミセンまつりにお伺いしました。雨ですが、テントの出店と屋内のバザールなどで賑わっていました。

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体育館の軒先で野菜、屋内で仕入れた食材などを販売していました。

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オープンセレモニーでの市長挨拶

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渋谷よさこいオフィシャルチームの「夢恋連」の演舞

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鴨下さん(一番右)とその仲間たちf:id:WatanabeNobuaki:20171015143233j:plain

 「けんこう体操 カモの会」の演舞

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柳橋会館入り口

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屋外の焼き鳥、焼きそば売店

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屋内のバザール会場入り口

行政視察報告

 10日から12日までの行政視察での報告です。

 最初は北九州市のロボット産業施策を視察しました。大和市もロボット産業特区に指定されているため非常に興味深く話をお聞きし、質問もさせて頂きました。

 北九州市新成長戦略は以下の方向性で進められています。

 1.地域企業が元気に活動し続ける環境整備

 地域企業のビジネス展開を推進する組織横断的な体制整備や、中小企業等の競争力向 上、地元企業の高度化など

 2.高付加価値ものづくりクラスターの形成

 次世代自動車産業拠点形成やロボット産業拠点の形成、環境産業拠点の形成など

 3.国内潜在需要に対応したサービス産業の振興

 高齢者を中心とした健康、生活支援ビジネス推進やサービス産業の高付加価値化など

 4.グローバル需要を取り込む海外ビジネス拠点の形成

 アジアに貢献する都市インフラビジネスの展開や北九州ブランドの海外ビジネス支援

 5.地域エネルギー拠点の形成

 省エネルギー再生可能エネルギー、水素エネルギーの推進など

 6.雇用創出

 この中でロボット産業は、大きな位置を占めていると考えられます。

 基本方向1、2、3、4、5全てにかかわりを持ちます。

 

 以上の北九州市成長戦略において、重要な拠点として「北九州学術研究都市」が平成13年4月にオープンしました。理工系の国、公、私立大学や研究機関が同一のキャンパスに集積しています。また、コーディネーター機関として「公益財団法人 北九州産業学術推進機構」が大きな役割を果たしています。同法人の平成27年度の事業費は19.8億円です。

 その中で、ロボット産業クラスターの形成に関しては、民生用(サービス)ロボットの開発支援、地域企業のロボット導入支援などを行っています。また産業用ロボットに関しては、中小企業へのロボット導入支援やそのための補助金、さらに導入支援センターなどもあります。インフラ点検ロボットの実用化支援なども行っています。

 以上が北九州市の産業施策、ロボット産業施策の概要です。

 大和市においてどのような点が参考になるかですが、北九州市とは、大学を含めた学術研究機関の集積や、力を持った企業集積など比べようもないのは確かです。

 しかし、小規模といえども、ロボット産業を核とした、産業施策において、冒頭掲げた1、2、3については参考となる点も多いと考えます。

 大和市においては中少企業等に対するロボット導入補助金制度は既に行われていますが、より積極的に1、2、3の施策を大和市の実情に合わせて検討すべきであることを強く感じました。今後の私の研究課題とします。

 

 次に福津市のコミュニティ・スクールを視察しました。

福津市は、子どものより良い学びや育ちを支える学校・家庭・地域が連携、共働して取り組む教育活動の充実とともに、学校を核とした地域づくりの視点を取り入れたコミュニティ・スクールの充実・深化を目指しています。

 言い方を変えれば、「地域とのかかわりの中で郷土愛を育み、地域の将来を担う子ども達を育て。循環型の地域社会づくり」が目標であり、様々な地域ボランティア活動などへ、子ども達が積極的に参加しています。また公益活動などの体験などにも参加しています。

 「徳育」を重視することによって、学力も向上したとのことです。

しかしながら、このコミュニティ・スクールを実現するためには、学校、家庭、地域の理解と連携が不可欠であり、実現の壁が高いとも感じました。地域とともにある学校づくりへの理解を得ることや、住民ボランティアによる「郷育カレッジ」などの地域側協力体制も不可欠です。大和市でもできる「徳育」の在り方を模索することから始めることかなと感じました。

 最後に、アクシオン福岡を視察しました。この施設はスポーツ科学情報センター、総合プール、総合射撃場など県立の施設です。これら施設を指定管理者として「公益財団法人 福岡県スポーツ振興センター」が運営しています。

 スポーツ科学情報センターは、メインアリーナ、サブアリーナ、研修室、会議室、宿泊室、健康体力測定室、トレーニング室などの施設内容となっています。

 特徴的なのは、「タレント発掘事業」で、子ども達の運動能力を見極め、様々なスポーツの実践を通して、将来トップアスリートを育てるプログラムです。小学生4年から中学1年生までを対象に、現在では年間5万人が1次選考会に参加しています。既に多くのトップアスリートを輩出しているとともに、受講生の体力測定結果の通知などを通じて、子ども達の体力作りや健康づくり、父兄や学校関係者の意識変革にも寄与しているとのことです。

 同財団は、他に研修事業、スクール事業や様々な学校スポーツなどに関する情報提供事業などを行っています。特にfeweb(福岡スポーツウェブ)は興味深いコンテンツが掲載されており、一見の価値ありです。

 大和市でも、児童の健康測定などの結果を診断するソフト提供などを受けて、実施することが考えられます。福岡県にある一部測定器具が、大和市ですぐには用意できないことの制限もあるかもしれませんが、検討に値すると考えます。

 

 以上は今回の行政視察の概要のご説明となりますが、内容についてのお問い合わせがあれば、是非お願いいたします。

 

行政視察

 明日から3日間、文化市民経済常任委員会の行政視察に行ってきます。視察対象は福岡県の北九州市博多区などでロボット産業、コミュニティスクール、スポーツ振興センターなどを視察します。大和市の行政に生かすべくしっかり視察して、その概要は視察後にこのブログで公開します。

気持ち良い天気

 あまりブログにはプライベートなことは載せないようにしているのですが、昨日は長男の結婚式でしたので、その一部の写真を掲載します。

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 今日もまさに秋晴れの気持ち良い一日でした。そんな中で、支援者へのご案内資料を配布するために駆け回りましたが、真っ青な空に癒されました。引地台公園から見えた大山と公園の風景を載せておきます。

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 他に、地域の方々から要望のあった箇所で市役所の担当課に改善をお願いしていた場所も見てきました。写真の違法駐車箇所は、従前、消防車、救急車、ゴミ収集車、宅配自動車などが侵入できず、地域住民が大変困っていた場所です。

 もう10年以上、市や警察に申し入れても改善されないとのことでしたが、今回、市に相談してから2か月弱で違法駐車がなくなっていました。10年以上改善されていなかったのが、このように短時間で改善されたのは驚きです。以下、従前写真と改善後の写真を掲載します。他に市道の窪みも1週間ほどで改善されていました。
 

 来週、担当課に御礼に伺います。

 

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うまいもの市

 午前中は、裏千家のお茶のお稽古でした。
 そのあと、大和駅前のプロムナードで行われている「うまいもの市」に行き、一廻りしたあと「名誉県民」にして頂いている三重県人会のブースで販売のお手伝い。伊勢うどん、あおさ、ひじき、それに3種類の海苔の佃煮など三重県からの直送品を割安で販売しています。お客様の呼び込みなども面白いです。
 明日もあるので、皆様早いうちにお出掛け下さい。かなり速いペースで商品が売れています。もう伊勢うどんは、在庫がほんの少しとなってしまいました。
天気にも恵まれて絶好のイベント日和です。

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海苔の佃煮、昆布入りの海苔佃煮、わかめ入りの海苔佃煮の3種類

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