ボケの実
10月25日の午前中に厚木土木事務所東部センターにお伺いして、地域の要望書を提出したあと、自宅で、ボケ酒を仕込みました。梅酒は作ったことはありましたが、折角、自宅の庭でボケの実が取れたので今回は初挑戦です。1年後が楽しみです。
稲門会神奈川支部大会~ビジョンの継承と意識づけ~
一昨日になりますが、11月2日に厚木で行われた早稲田大学校友会神奈川県支部大会に参加しました。その中で、特に印象に残ったのは、早稲田大学の田中愛治総長の講演です。「世界で輝くWASERDA」というビジョンを掲げ、世界のトップクラスの大学となることを目指していくことを力強く発言していました。そのため40年程度の長期スパンでたゆまない努力を重ねることと、その覚悟を教職員全てに意識づけを行い、共有することを行っているとのことでした。我々の現役時代は、学生1流、設備2流、教師3流と揶揄されていましたが、講演を聞いていて、今や様変わりになりつつあることを実感しました。
これは大学に限らず、私の住んでいる大和市行政においても言えることだと思います。少なくとも30年程度先のビジョンを掲げ、そのビジョンに向かって努力する職員一同の意識づけが重要と考えた次第です。例えば30年先には日本一の情報先端都市を目指し、行政の効率化と住民の暮らしやすさが日本一となることを実現させることなど・・・・・・・。
ガウディに会えた!
私は理工学部の建築学科卒です。建築設計を行うことが夢でしたが、学部4年間でデザインセンスがないと判断して、大学院では知識のストックで勝負できる都市工学を専攻しましたが、建築デザインへのあこがれは常に抱いていました。そんな建築家の中で「アントニオ・ガウディ」は別格の存在で、長い間の憧れでした。
そのガウディの建築作品に会いに行くため、10月1日から8日までスペインに行ってきました。
スペインは正味5日間の旅でしたが、ガウディ以外に見どころ満載でした。印象に残っているだけでも、マドリッドのプラド美術館、郊外の世界遺産のトレド、イスラムの首都だったコルドバなどは見応えがありました。
そんな中で、グラナダのアルハンブラ宮殿とバルセロナのガウディの作品であるグエル公園、カサ・ミラ、サクラダ・ファミリア、コロニア・グエル教会をご紹介します。
スペインを含むイベリア半島全体が711年にイスラム教徒の侵略によりイスラム文化圏となりました。その間アルハンブラ宮殿は14世紀に完成しましたが、15世紀にキリスト教軍に明け渡されて現在に至っています。アルハンブラ宮殿を見て感心するのは、まさにイスラム文化の粋を結集した建物で、美しいフォルムと細部にわたる装飾美のバランスが取れた素晴らしい建物ということです。2番目に感じたことは、異文化の建物であったにもかかわらず、キリスト教文化が破壊をせずに現存させているということでした。
次にガウディです。ガウディは19世紀末から20世紀初頭に活躍した建築家ですが、特異なデザインで知られており、彼の建築群は世界遺産に登録されています。その代表作は何といってもサクラダ・ファミリアです。起工から137年経過して現在も建築中であることは有名ですが、2026年頃には完成するとのことです。今回のツアーは外部からの見学だけで内部に入れなかったのですが、ツアー参加者の中で、入場券を独自に事前入手して入場している方もいました。次回来ることがあれば是非内部に入ってじっくり見学したいと思います。
カサ・ミラは内部に入場することができました。建物外部のデザインのみならず、建築内部のディテールの独創的で大胆なデザインにも圧倒され続けました。また屋上は煙突などを巧みにデザインして不思議な空間となっています。
グエル公園は、当初市場や学校、60戸の田園住宅地として計画されたとのことですが、計画は失敗して、パトロンの家、ガウディの家など3軒のみ建築され、のちに公園として開放されたとのことです。しかし、計画が失敗して分譲がうまくいかなかったため公園が残り、バルセロナにとって大きな観光遺産となったとも言えます。またグエル公園のいたるところで見たことのあるようなデザインが見受けられました。これも世界中の建築家に大きな影響を与えたことの表れだと感じました。
最後にコロニア・グエル教会です。この建物は半地階のみ完成して、上部階は未完成のままですが、その天井を支える構造に特徴があります。その入り口で偶然、日本からの知人を案内するために来ていたサクラダ・ファミリアの主任彫刻師の外尾悦郎氏にお会いしました。
ガウディは1926年に路面電車にひかれて74歳で亡くなったのですが、遺体は2日間身元不明の浮浪者として扱われたそうです。今回のスペインはガウディに会うために来たと言っても良いのですが、建築家として成功しても身なりにかまわず、建築に情熱を注ぎ続けたガウディに触れることができて幸せな時間を過ごすことができました。
瀬谷駅周辺タウンウォッチング
昨日の22日は、タウンウォッチングで瀬谷駅周辺を見てきました。瀬谷駅は相鉄線で大和駅の隣の駅です。昔は何度か行きましたが、小さな路地やアーケードなどの野菜、総菜、乾物などの店が大いに賑わっていた記憶があります。最近行っていないので久しぶりにじっくり見てきました。
瀬谷駅北口は基盤が整備されていて、大型商業施設やバスターミナルなどがあります。大型商業施設として、駅に隣接してイトーヨーカドー、少し離れてマルエツがあります。駅への近接性より規模の大きく品ぞろえが多いマルエツの方が買い物客で賑わっていました。
南口は小規模な店舗が連なっており、都市基盤はあまり整備されていません。そんな中で南口の再開発が進んでいました。
商店街は距離の長いリニアな瀬谷銀座商店会があります。通りに面した昔ながらの商店街で、シャッターや歯抜け、ほとんど営業していない小さなアーケードなどがある一方、住宅や一部再開発と思われる大規模スポーツ施設などに置き換わっています。そんな中で商店会の端の方で開業60年の肉屋さんが弁当やメンチカツなどを販売して頑張っていました。また、餃子販売の店もありました。両方の店で思わず購入して夕食に頂きましたが、餃子とメンチカツそれぞれ美味しかったです。思わぬおいしさ発見の喜びです。
またいちょう通り商店街が面白い空間のストリートでした。この商店街も一部シャッターでしたが、イベントやテナント誘致の仕方で面白い商店街になる可能性を感じました。
平塚の商店会イベント
高座会のあと、平塚のサンロードあさひ商店会のスタンプラリー&商店街マルシェにお伺いしました。桜ヶ丘朝市でもお世話になっている神奈川県の鈴木さんが、このイベントも係わっています。
この商店街マルシェは、個別店舗がそれぞれ店頭で販売やイベントを行っている分散型、自立型の催しです。5店舗が出店していました。桜ヶ丘でも、今後朝市エリアを拡大する場合、参考になりそうです。(桜ヶ丘朝市では既に5店舗が会場外でイベントに協力してくれています)
マルシェ会場の1箇所でライブ演奏をしていました。鈴木さんも地元の方々とバンドを組んでジャズを熱唱していました。本当に楽しそうに‼️
地域活性化のイベントをやる場合、義務感、使命感だけでなく、自ら楽しんでしまうことも重要だと感じました。