2条通り(続き)

 2条通りは、近隣の事業所等の昼間人口が、帰宅前に飲食する需要に大きく依存して発展してきたものと推測されます。しかしながら事業所が大規模商業施設に置き換わり、2条通りにとってライバルになったことから、飲食、TAIGAなどのスーパー、物販などの店舗に影響が出てきた結果、現在の状況にあると考えられます。

 そのため、2条通りは、新たな客層をターゲットとした転換を図る必要があります。具体的には広域の客層を呼び込むための戦略です。

 具体的には、

 ①広域から客を呼び込む魅力的な飲食施設の誘致

 ②魅力的な歩行者空間の整備及びたまり場スペースの整備

 ③特色、テーマ性のあるファサード、ストリートファニチャー等の整備

 ④駐車場と各店舗の連携

などが考えられます。①については、誘致のための仕掛け具体策、②については、周辺交通ネットワークとの関連があり、可能かどうか検証する必要がありますが、片側通行化して、魅力的な歩道整備、③については、具体的なテーマ性、④については、各店舗、各駐車場共通の駐車割引券などが考えられます。

どの対策についてもハードルが高いですが、検討する余地はあると考えます。