天気が心配されましたが、比較的温暖な気候となりました。そんな中、横浜市栄区の新大船商店街の朝市に行ってきました。神奈川県の方のお誘いもあり、今後の桜ケ丘商店街の活性化の参考になると考えて行ったものです。
新大船商店街は、大船駅からバスで20分くらいの場所にあり、決して便利な場所ではありません。住宅開発に伴い商店街を設置するためにげた履きの2階建て建物を建て、1階が店舗、2階が住居としたものです。推定で築40年程度でしょうか。延長70メートルぐらいの道路の両側に建物が建てられています。現在では2階の住居は、商業者が居住せず、大半が賃貸しているようです。
また、最初は28店舗あったが、現在は8店舗ほど閉店しており、20店舗ほどが営業中の商店街です。
新大船商店街では、昨年3月に初めて朝市を開催し、同様な仕掛けで8月に20年ぶりに夏祭を開催して、普段閑散としていた商店街に3千人もの人出があったことを受けて、今回2月11日から毎月の開催を決めたものです。朝市の時間帯は朝10時から午後2時までです。
今回の出店者は外部から20店舗が参加し、地元商店は5店舗ほど朝市に参加していました。外部の出店者はほとんどが飲食で、他に野菜、似顔絵などもありました。地元は、理容院がシャンプーなどの販売、商店主が趣味で制作したグッヅ販売、飲食店などです。
他に主な事業に係わる事項を整理すると次のようです。
1.事業採算は、収入が外部からの出店者は1千円で20店なので2万円。支出は1万5千円なので、若干プラス。
2.支出は節約しており、ポスターは50枚ほど制作して5千円、広報は自治会の回覧板を利用して住民に周知。
3.駐車場は無料を30台程度確保。出店者はテントでなく車で販売している例も多い。
4.座って食べられる机、いすも用意したほうが良い。
商店会長は、このような賑わのイベントを定期的に開催して、新たなテナントが出てくるようになればとの思いがあると話していました。
それほど金もかからず、事業効果、話題性も高く注目を浴びるので、桜ヶ丘でもトライする価値があるという印象を持ちました。